発達っ子の旅対策

発達障害の子と長期旅行はできる?保育士ママが実際にやってみた結果

ママ

「発達特性のある子と旅行なんて、うちには無理」

その気持ち、よくわかります。
そう思っている方は、きっと少なくないと思います。

私自身、保育士として発達特性のある子どもたちと向き合ってきました。
それでも「自分の子と長期旅行」となると、不安の方が大きかったです。

結論から言うと、できます。
我が家はASDの長男・ADHDの次男を連れて、家族4人で日本一周を達成しました。

この記事で分かること

  • 発達特性のある子との旅行で、実際に大変だったこと
  • それでも「できた」と思えた、移動中の工夫
  • 「特別対応」ではなく大事にしたい考え方

もちろん、気合と根性で乗り越えたわけではありません。
うまくいかなかったことも、たくさんありました。

きれいごとだけでなく、正直にお伝えします。

「もう無理かもしれない」と思った瞬間

一番大変だったのは、観光地でした。
特に、お城や美術館のような、じっくり見て回る場所。

次男は入る前から機嫌が悪く、
人混みの中を一人でどんどん先に進んでいってしまう。

見知らぬ場所で、迷子になってしまうかもしれないのに。

私たちはゆっくり見たいのに、追いかけるのに必死で全然楽しめない。
弟をたしなめる兄との喧嘩も絶えず、気づけば全員ヘトヘト。

そんな場面が、何度もありました。

旅行は「いつもと違う」の連続

慣れない場所。慣れない音。慣れない予定。

見通しが立たない状況は、強いストレスになります。
「次に何が起きるかわからない」が、行動の崩れにつながるんですよね。

旅行は、まさにその「見通しの立たなさ」が一気に増える場面です。

それでも「できた」と思えた理由

大変な一方で、「意外と大丈夫だった」と思える瞬間も何度もありました。

特に効果が大きかったのが、移動中の過ごし方
それだけで、車内の空気がまるで変わりました。

1. 予定を「見える形」にする

行き先の写真を、先に見せておく。
その日の流れを、紙に書き出しておく。

「これから何が起きるか」が分かるだけで、不安はやわらぎます。

お支度ボードや絵カードも、この考え方の延長です。

お支度ボード(リビガクマイプランボード)お支度ボード(リビガクマイプランボード)

2. 音の刺激をやわらげる

音に敏感な子には、イヤーマフを。

完全に遮断するのではなく、
会話や緊急のアナウンスは聞こえるタイプもあるんです。
旅先でも安心して使えます。

イヤーマフ(小児科医監修・安心の防音タイプ)イヤーマフ(小児科医監修・安心の防音タイプ)

3. 「あと何分」を目に見えるようにする

移動中に一番困るのが、「まだ着かないの?」。

そこで役立つのがタイムタイマーです。
残り時間が、色の面積で分かります。

特別支援の現場でも定番のアイテムなので、日常生活でも活躍しますよ。

タイムタイマー(TIME TIMER MOD)タイムタイマー(TIME TIMER MOD)

4. 移動時間を「楽しむ時間」に変える

車の中で、これから行く場所のクイズを出し合っていました。

正解ならピンポン、不正解ならブー。
音が鳴るおもちゃや、効果音アプリを使うと盛り上がります。

「あと何分」と伝えるより、「次はどんな問題かな」の方がずっといい。

音が出ない静かな遊びなら、公共交通機関でも使えます。

早押しクイズブザー(まるばつ)早押しクイズブザー(まるばつ)

5. うまくいかなくてもいい、と思っておく

実は、これが一番大事かもしれません。

予定通りにいかないことを前提に、余裕を持ったスケジュールを。
うまくいかない日があっても、それを「失敗」だと思わないこと。

この気持ちが、長く旅を続けられた理由のひとつだったと思います。

「特別なこと」ではなく「その子に合わせること」

発達特性への配慮というと、難しく聞こえるかもしれません。

でも実際にやっているのは、
「見通しを伝える」「刺激を調整する」「選べるようにする」。

これって、どんな子にも助けになる工夫だと思いませんか。

「うちの子には無理」ではなく、
「うちの子に合ったやり方を見つける」

そう考えると、旅行への見方が少し変わってくるかもしれません。

まとめ

  • 見通しを立てる工夫と、感覚面への配慮で、負担はかなり減らせる
  • うまくいかない日があって当たり前、と思っておく
  • 「特別な対応」ではなく「その子に合わせた対応」

このブログでは、発達っ子との旅の工夫を、実体験ベースで紹介していきますね。


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  • この記事を書いた人

ズボラちゃん

発達障害(ASD/ADHD)のやんちゃ兄弟と家族で日本一周を達成した現役保育士ママ! 口コミ1位宿のオーナー経験で培ったプロの裏技と保育士の知見を総動員し、特性のあるお子さん連れでも「大変さを最小限に、楽しさを最大限にする長期旅のノウハウ」を届けます。

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